ども。カメラマンアシスタントと声を大に謳っておりますが、このBLOGでは一切カメラの記事を書いていないCAPLOG管理人BARCA(@BARCA1UP) です。。
どうもいつもCAPLOGをご覧になっていただきありがとうございます。
ということで今回は!!この素晴らしいPS4ゲーム『HORIZON ZERO DAWN』を題材にし、なんとこの広尾でアシスタント歴5年の私カプドラめが!いつもお世話になっている皆様に!
ななんと!
写真講座を!!
開こうと思う所存でございます。ドンッ
またホライゾンゼロの話ばかりして申し訳ないのですが、このゲーム、グラフィックがゲーム史上最強と言われるがゆえに、風景描写や質感、雨が降った時の機械の滴りや雪、森、水、建物、人・・(人はあまりかわいくないな) まるでそこの空気感がこちらに伝わってくる程情景がよく描かれております。
そのためファストトラベルもなしにプラプラ歩いたり、オーバーライドして動物に乗って散歩してるだけでも十分すぎるんです。さらにこんな状況の中素晴らしい機能が備わっております。
そう。フォトモード。
これまたすごい。普通に一眼レフのマニュアル撮影で必ず設定するピントや露出設定もできるんです。
マニュアル設定法はとっつきにくく、よくオートで済ましてしまう方や、はたまたカメラなんて興味ない方もいらっしゃると思います。
しかしこのゲームでの設定法はリアルでも使用する一眼レフカメラの設定とほとんど仕組みは同じです。
あまりカメラに興味なかった人も、このホライゾンゼロを機に始めてみるのもアリかと思います。
はい。それでは今回は【ピント編】ということで、カメラの設定のお勉強もしながらゲーム内で、いや、最終的には現実のこの世界でも自己満で美しいと思える写真がとれるのを目標にがんばりましょー!
カメラの基本
その光と影をどうあやつり、被写体の魅力をいかに引き出すか。これがカメラの醍醐味です。
時間時間の天候もありますし、季節もあり、風景でさえも生き物なのです。
その被写体の一瞬一瞬を一枚の写真にどう映し出すかはあなた次第。
光と影をあやつるために、絞り、露出、シャッタースピードと呼ばれるものをうまく利用し、設定することで自分の中で満足いく写真ができあがり、被写体もイキイキした写真が出来上がります。
ピントについて
「ピント」と一言で言ってもこの言葉の意味する中には様々な要素が含まれます。
「絞り」とは
絞りは、露出を制御するための重要な物の一つですが、イメージ的には、レンズが通す光の量を調整するためのカーテンという感じになります。
晴れた日にカーテンを全部開けると部屋にたくさん光が入るので、明るくなり、カーテンを1/3程度しかあけないと、全部あけたときより暗くなりますよね、ちょうど、部屋に取り込む光の量を調整するカーテンが、絞りというイメージになります。
「F値」とは??
F値というのは、絞りの単位として使われています。
簡単に言えば、F値とは レンズが光を通す量を表していて、F値は数字が小さいほど、より多くの光を通し、大きいほど、光を通さないと考えて差し支えないです
F値は 一般的に
F1.4 ・F2.0・F2.8・F4.0・F5.6・F8・F11・F16・F22
といった感じに 1/1.4倍刻みで 「一段」とも呼ばれます。こちらが光量と絞りの関係表。
F1.4 | F2.0 | F2.8 | F4.0 | F5.6 | F8.0 | F11 | F16 | F22 |
多い←——– 光量 —–→少ない | ||||||||
開く←——– 絞り ——→絞る |
被写界深度とは??
ということで「鉄の花」を被写体にして被写界深度についての考え方を学びましょう。
まずこの写真。
全体的にくっきりしておりますね。これが被写界深度というものをなし=被写界深度が深い写真ということになります。
次にこれ。
それでは逆にどちらもF値を大きくして(絞りを絞って)被写界深度も大きくするとどうなるでしょう。
次は逆に手前がボケて、背景がくっきりしました。被写界深度が深くなったんですね。
表にまとめるとこんな感じです。
被写界深度 浅い←——-→深い |
||
絞り | 絞りを開く(F値を小さく) | 絞りを絞る(F値を大きく) |
レンズの焦点距離 | 長く(望遠) | 短く(広角) |
被写体までの距離 | 近く | 遠く |
被写体と背景の距離 | 遠く | 近く |
背景ボケ写真を撮る4つのポイント
大きな背景ボケをとるには
1.絞りをめっさ開く(F値を小さく)
2.レンズの焦点距離を長~くする(望遠)
3.被写体に極限に近づく
4.ぼかしたい背景はできるだけ遠くにする
この4条件を満たすことでいい感じにみえる大きなボケが得られます。
【露出と加工編】はこちらをご参照ください。
まとめ
人や物がモデルの場合は上記の関係で手前か奥をぼかすことができます。
逆に風景など、全体的にくっきり見せたい場合は、被写界深度を深くすればOKということです。
皆さんもカメラはじめてみよー!
次回は【露出編】!!
ぜひぜひホライゾンゼロでもよいカメライフを!